くさや  

くさや

アル中じゃないんで、飲まない日も結構あります。
特に読みたい本がある時などはまったく飲みません。

しかしね、大人の一日ってのは疲れるもんですよ誰でも。飲まなきゃやってられないって気分にもなります。 芯に残る疲れをほぐす為に酒は欠かせるもんじゃありません。

仕事上で成功しても祝杯をあげる
失敗してもヤケ酒を飲む
誰かを好きになっても飲む
恋路がうまく運んでも、進展しなくても飲む 失恋しても飲む

結局のところ人は呑むもんです。

女性は何故だか過ぎ去った(終わった)男を想ったりしないそうですが(間違いだったらスンマセン)、ヤロウってのは昔好きだったひとを忘れる事が出来ないもんです。

盃に浮かぶ誰かの顔、そいつ呑みほして凍てついた心を溶かしてやる。裂けた心の疵から噴出そうとする鮮血を止める。それが酒の飲み方かもしれませんねぇ。

おいらは何故か顔が「濃い目」らしく(自分で分かりゃしませんそんなもん)、九州・沖縄地方の出身だと言われる事があり、そのせいか向こうの知り合いが沢山できました。それであちらの酒を頂戴する事がよくあります。

芋焼酎ではかなりイケルらしい。 ネーミングは「魔王」を彷彿させますけども、「魔界へのいざない」とは言いえて妙です。面白い。飲んでみます。

焼酎はチマチマした洒落たグラスより、ざっくりした大きな器の方が味がよく分かります。

アテ(酒肴)も用意しました。
金山時味噌と白ウリです。


(ウリは裏に庖丁を入れてあり、箸で切れます)

そしてさつま揚げと『くさや』

「くさや」は美味いですなぁ。

元々は捨てるのがもったいなくて使い回した塩水(塩は貴重品だった)が「くさや汁」になったと云いますが、この味はある意味で日本食の原点ですよ。数百年物の汁もあります。もし伊豆に何かあって汁を失ったらどうなるか心配にすらなる。

コハダと同じく焼くと『死体を焼いてる臭い』(家畜小屋の臭いと言う人もいる)がしますので、とてもじゃないが街の人間はなかなか焼く事ができないもんですが、焼いてほぐし身にしたのが売られているのはありがたい。

それにしてもうめぇなぁ、ちきちょうめっ (笑



くさやの菊孫


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