山葵  

山葵

和食材料

わさびの根茎をすりおろしたものは刺身の薬味として欠かせない。
鮨、蕎麦も同様です。

葉と花も食用になり、湯に通して辛味を出して使う。
おひたしや醤油漬けなどに。
塩もみした葉と根茎を刻んで酒粕で漬けたものが「わさび漬」

ワサビの二大産地は長野県と静岡県です。


信州山葵

伊豆山葵



伊豆河童のワサビ

※以下は販売店の栗原商店さん(静岡 清水町)のHP 【ところてんの伊豆河童】より

ワサビの使い方

おろしかた

わさびは一般的に上の方(茎や葉のついている方)が下の方(先端部)に比べ辛味が強いと言われ「上の方からするのが通!」と聞きますが、実際は、上の方と下の方で差は見られないんです。

 「わさび」は上へ上へと育っていく植物ですので下の方が細胞が古く茎や葉のついている上の方が若く新鮮です。言いかえれば上の方が柔らかく、香り、粘りも強く緑色もきれいなため、使い方としては上の方からおろすことがおすすめ!  ただ、1本を何回にも分け少しずつすりおろすような場合には残った部分の風味が落ちる可能性があるので下の方からすりおろしたほうがいいでしょう!

 次に「わさび」のすりおろし方は、「わさび」についている茎を外側から1本1本取り除き、タワシなどで全体の泥をきれいに落とし(もし黒い部分があったら先の尖った物でえくるように取る)よく水洗いした後、目の細かいおろし板でゆっくりと練るように(「の」の字を描くように)おろします。
この方法が「わさび」の辛味細胞を最も効率的に壊す、すなわち辛味を引き出すコツと言えます。

 また、おろしたわさびの辛味、風味が弱いときはおろした「わさび」をまな板にのせ包丁の背で叩くと粘り、辛味、風味が増します。「わさび」のおろす部分にほんの少々の砂糖をつけてすりおろすと辛味が増すんですよ。



保存

1.「わさび」を水に濡らした布、新聞紙などで包みラップして冷蔵庫(野菜室)へ保管(注意点:「わさび」が乾かないようにする)

2.コップに水を入れ中に「わさび」を立て冷蔵庫(野菜室)へ保管
    (注意点:こまめに毎日水を換えること)
などがあり、このような方法で1ヶ月ほどの保存は可能です。

3.このほか、特殊な保存法として「わさび」をそのままラップに包み冷凍庫に入れ、使用時に際しては決して解凍せずに「わさび」を冷凍状態のまますりおろし、残った「わさび」は直ちにラップに包み直し冷凍庫に戻すこと。この方法ですと1年余り鮮度が落ちずに保存可能です。(注意点:忘れて解凍してしまったらアウト!)

4.また、最近よくお勧めする方法は、入手された「わさび」をすべてすりおろし「薄い煎餅状」、または鉛筆より細めの「棒状」にしてラップに包み直ちに冷凍庫にて冷凍保存し、利用時直前に折って解凍する方法です。これは必要な時、必要な分、直ちに使用できる便利かつ長持ちする保存法です。(注意点:余分に解凍し余ったものは再冷凍しても風味、辛味がほとんど皆無になります)

ワサビの歴史

「わさび」は日本原産の植物であり日本人独特の嗜好品ですが、最近は需要の拡大と価格の安定性によって、国内はもとより外国でも栽培されています。

 「わさび」は我国の特産ですでに奈良時代の文献にみられておりましたが、この時代にはあまり食材として利用されておらず、鎌倉時代に至り禅宗寺院で自生の「わさび」を採取して食用にしたのが始まりのようです。

後に足利時代の中期頃より流行した「サシミ」の「ツマ」として真価を発揮し、江戸時代には「すし・そば」の一般化により、広範囲に利用されるようになりましたが当時はほとんど天然の自生「わさび」が使用されておりました。

栽培に移されたのは約370年前で静岡県安部郡大河内村が発祥の地と言われており、後約270年前に伊豆天城湯ヶ島を中心に栽培が試みられ、需要の増加と明治22年東海道線の開通により販路が拡大され大規模に栽培されるようになりました。長野方面に於いては明治初期頃梨畑の間の排水溝に植えられたのが始まりだそうです。
【ところてんの伊豆河童】


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