【梅/ウメ】小梅、青梅、南高梅、アンズ、ハーコット  

【梅/ウメ】小梅、青梅、南高梅、アンズ、ハーコット

和食材料

ウメはアジア東部が原産地で、中国では紀元前から食用などに使用していたようです。日本にも古くから自生しており薬用などに使っていましたが、梅干しが登場したのは平安時代だと考えられています。実ウメの栽培は江戸時代以降です。

現在、ウメの品種は観賞用を含めて300種をゆうに超えるとされますが、食用としては「梅酒」か「漬け梅」になりますので品種は限られており、目的によってサイズを選択するという感じになっています。

大雑把に言うと、梅酒やシロップ漬けに適した青梅としては「鶯宿(おうしゅく)」、小粒種の代表的品種は「甲州最小」、梅干しにも甘漬けにも適する大粒種としては江戸時代からある「白加賀」、現在最も人気のある「南高」といったところです。

小梅を除いて出荷時期は6月。


小梅

時期は5月下旬から6月上旬まで。
代表的な品種が甲州最小。
固めはカリカリ漬けに、柔いものは梅干しに。



小梅(こうめ)


青梅

各品種の未熟果のことを指し、主に「梅酒」にするものです。瑞々しく傷のないものが上質。
青酸毒がありますので、生食はできません。



古城梅


大粒梅


白加賀・鶯宿 和歌山県かつらぎ町

※鶯宿は青梅の代表品種でもある


紀州南高梅

南高は、和歌山県で発見され、1965年に登録されたので一般的に紀州南高梅という。
現在は他県でも栽培されている人気のある大粒種です。
完熟梅干しの材料として他を圧倒する高級梅。



紀州南高梅


紀州和歌山[南部みなべ地方]産
南高品種 【梅酒・梅干用】


青い果実 梅酒、シロップ漬に



黄色い果実【完熟】梅干しに


赤しそ


あんず

旬は7月前半。

杏は中国北部原産で、西と東に広まったウメの近縁種です。
現在の主産地であるアメリカのものは西回りで、日本で生産されているものは東回りの東洋系が主。

果実は「干しあんず」やシロップ漬け、ジャムなどに使われ、新鮮なものは生食もします。干しあんずは和食でもよく使われる食材。タネの核である種子は「杏仁」として薬用にされます。

日本での生産量は多くありませんが、東洋系の「新潟大実」、「山形3号」、代表品種ともいえる「平和号」などが東北や山梨、長野で栽培されています。特に長野の「信州大実」は人気があるようです。



あんず


ハーコット

ハーコットは[生食用のアンズ]で、カナダで育成されたもの。
日本に導入されたのは1979年と、比較的新しい。
杏よりも一回り大きく、赤みを加えています。
少し固い実は甘くて酸味が少ない。



『長野産 ハーコット』 あんず


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