【蜜柑】温州みかん、伊予かん、デコポン、キンカンなど  

【蜜柑】温州みかん、伊予かん、デコポン、キンカンなど

和食材料

ミカン(蜜柑)は、「ミカン科」に属するカンキツ(柑橘)のうち、果皮の剥きやすい1群の種類を指します。

この中でみかん独特の橙色に発色する仲間が「タンゼリン」です。
(いわゆるオレンジ色はオレンジの特徴であり、オレンジ色を薄めたような紅橙色がタンゼリンの特徴)

【柑橘】とは、カンキツ属・キンカン属・カラタチ属などの総称になります。

カラタチ属は主に「台木」として利用され、果実はカラタチ酒や「枳実」(乾燥生薬)に使われる程度です。

一般的にはミカンが柑橘の代表であり、ミカンと言えば「冬ミカン」、その代表品種が温州ミカン。なので「ミカン=温州みかん」という事になっております。
もちろん様々な品種があるのですが、やはり馴染み深いのは温州みかんですね。

原産地はインドのアッサム地方。
現在世界でもっとも多量に生産されているのは「スイートオレンジ」ですが、日本に限って言えば「温州みかん」が群を抜いて多くなっています。

オレンジに比べればやや淡白ですが、そこが日本人に好まれる面でもあるのでしょう。「食べやすい」という特徴と合わせて、国内では不動の人気を保ち続けています。旬は10~3月。

「栄養」
ビタミンCが非常に多く、2~3個で1日の必要量を満たすほど。また、β-クリプトキサンチンが非常に多く含まれ、併せて高い抗酸化作用が期待できます。
白い筋の部分には「ビタミンP」があり、これは血流を良くする健康成分ですので出来るだけ食べた方が良いでしょう。

ヘタの切り口が小さく、滑らかで、鮮やかな濃い色、そして実と皮が密着しているもの(押すとブカブカしてる品は良くない)、こうしたのが良いミカンの特徴です。

ミカン(カンキツ属・タンゼリンとその仲間)

温州みかん


温州みかん


有田みかん

極早生品種
10月中旬頃に収穫される品種。じょうのう(内皮)は極めて薄く食べやすい。糖度は10~12度で、フレッシュ酸味が特徴。

早生品種
11月上旬からに収穫される品種。正直言って、このみかんが一番美味しい。内皮はとろけるように薄く、酸味、、甘み、食感、コクのバランスがとても素晴らしい。

中生品種 晩成品種
12 月前半から年明けにかけて収穫される品種。しっかりと味がのって、みかん本来の甘み、酸味、深みがあり、コクのある味。内皮については、早生系に比べやや 厚くなるが、温暖な気候と、栽培技術の高さで食べやすい果実に。比較的日持ちも良いのでお正月用として最適。「こたつでみかん」

【紀伊国屋文左衛門本舗】


有田みかん


伊予かん

伊予かんは、温州みかんに次いで生産量が多いミカンです。ミカンとオレンジ、両方の性質を併せ持った柑橘。

見た目はオレンジに近く皮が厚い。しかし皮はとても剥きやすく、実は柔からで美味しい。

山口県が発祥ですが、愛媛県で発展し主産地も愛媛です。なので当初の「穴門ミカン」の呼び名ではなく現在のイヨカンが主流。

旬は1月~4月。


宮内いよかん


せとか

せとか(瀬戸香)は、タンゴール類の「清見」と「アンコール」を掛け合せ、「マーコット」と交配させ糖度を上げた柑橘。


せとか


デコポン

デコポンとは、タンゴール「清見」、ポンカン「中野3号」を交配させた【不知火(しらぬひ)】という柑橘のうち、一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアしたものを指します。※デコポンの名称は熊本県の生産団体が所有する登録商標です。


デコポン


キンカン属

キンカン(金柑)は、香酸柑橘類のグループに含みますが、他の柑橘類とは分類されており、「キンカン属」として扱われます。

キンカンの種類は観賞用も含め6種類ほどありますが、食用としては果皮が甘く酸味の少ない【寧波(ニンポウ)キンカン】が主流になっていて、これは鹿児島県の名産です。

品種としては「スウィートシュガー」(極甘種)と「ぷちまる」(種なし)が主体。

生食の他、切り込みを入れて種を除き、砂糖漬けやジャム・マーマレードにします。また、豚肉・鶏肉の煮込みに加えると肉が柔らかくなり程よい香りも加味されます。

キンカンは昔から「風邪に良い」とされ、とくに「のど風邪」に効果あると伝わります。レモンに匹敵するビタミンCやB、E、A、それにフラボノイドのヘスペリジン(ビタミンP)も含む優れた果実です。


金柑(きんかん)


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