変わり器に秋を盛る  

変わり器に秋を盛る仕度

面白い器を見つけました。
木の葉皿の一種になるんでしょうが、シドニー港に突き出した岬にあるオペラハウス、というよりもそのまま洋装帆船のセイルですなこれは。和も洋も巧みに取り込んだ、だけど和にしか使えないという和食器。なんとも味のある器ですね。

料理を盛る前に、「一貫鮨」を乗せて間合いを見る事にしました。
松茸と行きたいが、国産はまだちょいと早い。
それでお安いが茸らしい形のこいつで試します。

「・・・・・・・」
つかめました。
どうやら品の良い器の様です。
料理を盛れば面白いでしょう。

たまたまこの前日にね、恐ろしくてとてもここには書けない(?)笑)名前の、秋の白身魚の超極上品が入ってましたんで、張り込んで一番良い昆布で締めておきました。もったいないけど試食は大切ですんで、食ってみます。

煎り酒を紅葉に固めておき、


芽ネギをバンドにして鮨を巻きまして、その上に紅葉色の煎り酒を置きます。そいつを強力なバーナーで0.5秒だけ瞬間的に炙ります。するとこんな感じになります。


使えそうな器ですね。
茶果も含めて用途は広いでしょう。

せっかくですから巷では殆ど知られていない幻の秋白身の握り鮨、食べてみます。煎り酒が乗ってますんで醤油なしでそのまま。
頂きます。


歯ごたえ、香り、シャリとの相性、くどくない適度な脂。
悪くないです。・・・・だけど・・・
酒が欲しい~(^^



彼岸も過ぎていよいよ秋が深まってまいります。

達観するも悟るも好し
熱く気短にチャキチャキ動くも由

勝利を追う者
敗北の苦味を舐める者
それもまたよし

堂々巡りするのがひとの人生なれば
いずれ可笑しからぬ葦となればそれをよしとすべし

秋の雲を眺めれば人間の矮小さが知れましょう程に

秋麗をもって日々をお過ごしくださいますように。

魚山人


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