薩摩切子  

薩摩切子

薩摩切子(さつまきりこ)は、江戸切子の技術をメインに外国のガラスの製法も研究して幕末に鹿児島・薩摩藩で生産されたガラス器です。島津斉興が始めたとされる薩摩切子は驚くべき精緻さでその技術は非常に高く、現在でも完全な復刻は出来ていない程です。

従って当時の製品は骨董品として高値で取引されており、容易く手に入るものではありません。我々が買えるのは復刻品になります。幕末の動乱で消えてしまった薩摩切子は1980年代まで復刻されませんでしたが、現在は鹿児島県の伝統的工芸品として生産されています。

薩摩切子の見どころは何と言っても妖しいグラデーションの輝き。
シャープな光輝ではなく、ぼやけた感じです。これは厚い色ガラスの被せガラス生地に大胆で鋭角的な独特のカットを施すため起きる現象で、これが「色被せ薩摩のボカシ」です。同じように重厚でも江戸切子が貴婦人ならば薩摩切子は西郷さんの様な「武士」という感じですね。非常に男性的な雰囲気があり、それは「酒杯」によく現れております。薩摩ならではの焼酎グラスですね。

飲むのが惜しい様な銘焼酎を頂くときは、薩摩切子の猪口といきたいものです。


「薩摩切子」



黒切子







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