あなたという人間の正体は
記憶です
( 誕生以来今日までのあなたの全記憶 )
=
( 人格/あなたそのもの )
《記憶喪失のヒトは全記憶を失ってる訳ではありません
もしそうなら 歩けもしませんから 》
あなたの脳は
日本語という O S で フォーマットされており
神経細胞間のシナプスの
恣意的な連接で形成された個々の記憶が
あなたの全人格を構築しています
たとえ双子やクローンであろうと
この配線パターンは同一ではなく
人間の数だけすべて違う
しかも配線には可塑性があるので
細胞の発生や死によって
結線されたり 切れたり しており
切れた場合 その部分の記憶は もう 戻らない
感覚器へ向かう 視神経 などが 12対
延髄から全身へ向かう 末梢神経 が 31対
( これらはそれぞれ数千万の神経細胞で出来ている )
この 神経系 もすべて含めた
脳
によって
記憶/人格 は形成され メモリ される
さて
人格とは記憶であり
脳がその記憶をコントロールしている事は
分かりましたね
ここで
仮に S F に出てくる
テレポーテーション が 可能だとします
銀河宇宙の移動による角運動量の誤差
位置エネルギーの解放や吸収
エネルギー保存則
光速の絶対性を無視した因果律の崩壊
等は
解決したものとして
数マイクロ秒以内に
人間を他の星へ移動させる装置が
あると考えて下さい
あなたがこの装置で
100光年彼方の惑星にテレポートしました
向こう側に瞬間的に現れるあなたは
こちら側から装置で送られたあなたと
原子の一個にいたるまで同一であり
従って
記憶/人格 も あなた自身に間違いなさそうです
さあ 考えてみて下さい
時間と空間を飛び越えて
瞬間移動したあなたは
本当に、、、、、
送られる前のあなたと
同じ人間ですか?
少し書き足しておきますと・・
物質転送装置に入るときに
あなたの身体はバラバラになり
全分子の状態や位置を記録した
転送情報に変化します
つまり・・・・
ここであなたは一回
完全に死ぬのです
ちなみに
送信中の情報にノイズが混入するのを防ぐのは
非常に困難ですね
科学、哲学、宗教 などからの
アプローチも可能ですよ
まあ イロイロ考えて
楽しんでみて下さいね~。。
「日本語というOS」っていう言い方、面白いですね。
個人的には、テレポテーションとか関係なく、
「今の私と一瞬後の私とは同じなのか」
(一瞬前の私と今の私とは『同じ』なのか、でもいい)
という問題と理解しました。
Posted by ◯◯◯ at 2006年04月20日 09:18
人間の「成長」とか「進化」という言葉を思い出しました。
◯◯◯さんのコメントにも似てきますが、
人間のカラダの中では、常に新しい細胞が生まれ、古い細胞が死んでゆく。
人間の細胞は、11ヶ月ですべて生まれ変わるという話もあるようです。
肉体のレベルで考えると、「一瞬前の自分はすでにない」と考えることもできます。
一瞬前と同じ細胞の状態。
それは新しい細胞が生まれることのない状態。
すなわち、個体の死を意味します。
人間の思考はどうなのか。
脳を構成しているものも細胞ですので、入れ物は絶えず変化していると考えることができます。
また、人格が記憶として定義されるのであれば、
この瞬間も絶えず新しい情報が記憶領域に流れ込んでいます。
新しい情報が入る一方で、自分に不要な情報は
「忘れる」と呼ばれる作業によって消えてしまいます。
記憶が絶えずアップデートされるとイメージすれば、
一瞬前と同一の思考を持つものはいなくなります。
肉体的にも精神的にも、人間は絶えず変化しているし、
変化することが、神とか創造主とかから唯一
すべての生物に与えられた「同じもの」ではないでしょうか。
大いなる時間の流れに逆らうことなく、
人間として、その前に自分自身が
よい方向に変化していきたいと思います。
生きている間は。
Posted by ◯◯◯ at 2006年04月20日 14:26
記憶と学習(行動学習)ってのは違う。
ただ単に覚えたものを使うのは記憶で十分。
学習(行動学習)ってのは、記憶じゃなくて
できなかったことを獲得したり、全く新しいものを創造する能力。
だから記憶より人間にとって重要なのは学習(行動学習)。
例えば臨機応変などが大切なんだな。
かのアインシュタインは記憶力や計算能力は良くなかったらしい。
Posted by ◯◯◯ at 2006年04月20日 21:37
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